KOKORO NOTE

フルーティスト横田美穂の音楽エッセイ

2020年1月 熊本へ

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熊本城の山茶花の前で

 

 

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

2020年ですね。干支も一巡して「子年」。

 

2020年になっちゃったか〜。毎年、新年を迎えるのは楽しみだったはずなのに「なっちゃったか〜」と思うのも今の気分なのでしょう。

気持ちは前に進みたくて頑張りたくて体も元気。でも思ったことの半分もできていないもどかしさに焦っている、現状はそんなところでしょうか。

 

最近よく色んなところに旅をしています。

2019年はニューヨーク、ダナン&ハノイベトナム)、フランクフルト、マルタ共和国、サンセバスチャン&バルセロナ(スペイン)、ホノルル、石垣島、石川、奈良へ3回、となると大阪も訪れました。

 

こんなに旅好きだったっけと自分で驚いているくらいですが、結論、旅は好きです。

 

なぜか。

生きていることを実感するから。

 

その土地のものを食べて、人を見て、文化を全身で感じて、歴史に想いを馳せる。

不思議と思考が活発になって、実は自分とじっくり向き合う時間でもあるんです。

「アイデアは移動距離に比例する」最近読んだ本からの一節なんですが、そうだそうだとこれからもどんどん旅する言い訳にするつもりです。

 

今回の熊本へは完成した熊本城ホールでのイベントを見に行くのが目的でした。それはもちろんパーカッションの今野多久郎さんがMICEとして関わっているプロジェクトですし、オトのハコブネとしても熊本城ホール開業機運醸成イベントに出させていただいたご縁もあったからです

熊本城ホールはなぜだかとっても居心地が良くて、それはふんだんに使われた木の素材のぬくもりとゆったりした椅子にあるのかなと思っています。中庭から熊本城が望めるのもいいですね。

 

ライブの前に訪れた熊本博物館では、藩主細川家の参勤交代に使われた「波奈之丸」(熊本城天守閣内から移築)にいきなり心奪われました。船の豪華絢爛さと、この船で一気に大阪まで行く参勤交代のルート、おおよその費用などを示した展示が面白くて。

 

プラネタリウムでは冬の星の見つけ方や、国立科学博物館オリジナル映像で宇宙創世を観ました。素粒子ダークマターの話に関しては想像力が全然及ばず私の理解度は完全に落第生です。

 

熊本城のまだ崩れたままの石垣を見ると震災の現実にハッとしますが、復興に向けても、またこのように大きなプロジェクトを完成させ、どんどん前に進んでいる熊本の姿に逞しさを感じました。

 

勝手に元気をもらって帰ってきました。笑

初めて熊本を訪れた時から大好きになってしまった太平燕を紅蘭亭に食べに行けたのも嬉しかったです。

 

こんな感じで、これからは旅先で感じたことをたまにはエッセイにしてブログを続けていきたいと思います。

ただこれを書くにも久しぶりの文章すぎて4時間くらいかかったし(とほほ)

どうか気長にお付き合いくださいませ。

 

本年もよろしくお願いいたします。

フルーティスト横田美穂

 

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熊本城2020